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2010年 07月 19日 ( 1 )
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背番号のない主役たち -2010-
胸に誇らしげに縫い込まれた母校の名。袖口には校旗のマーク。
ベンチに入った選手と同じユニフォーム。
彼らの背中には背番号は無いけど、選手と一緒に戦っている。
グラブの代わりにメガホンを握り、バットを持つ代わりに拳を固める。
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本当は男の子になってボールを追いかけたかったのかな?
いちばん選手の近くで、いちばん必死に戦ってたのは、ひょっとしたら彼女たちだったのかも。
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みんな、一人ひとりが夏の主人公。
背番号のない、夏の主役たち。

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夏の地方予選。千葉県では20名の選手がベンチに入る事が出来ます。いや、20名しか入れないと言ったほうがいいでしょうか。
大所帯の学校では100人を超える部員がいるところもあります。
毎年観戦に行って感動するのは、ベンチに入れなかった部員たちが声を枯らして応援している姿です。

昨年、このブログへコメントを頂いている父兄の方にとても素敵な話をお聞きしました。
息子さんにとって最後の夏、大会の前日に発表されたベンチ入りメンバーの中に、彼の名前はありませんでした。
ベンチに入り、試合で活躍し、甲子園を目指す事だけを思って苦しい練習に耐えた3年間。さぞ悔しかったに違いありません。
ご両親もそんな彼になんと声をかけていいのか解らず、複雑な想いで開会式をスタンドから見る姿を見つめていたそうです。
でも、開会式のあと彼は「俺、明日は一生懸命に応援するんだ!」と爽やかな笑顔を向けたとの事。
そんな彼の姿に、ご両親は喜びの涙を流されたそうです。

そして迎えた最後の試合。彼はその言葉通り、声を枯らして最後まで声援を送り続けました。
スタンドで流した大粒の涙は、親御さんから見ても最高に立派な涙だったとお父さんはおっしゃいます。
彼は、最後に「あまり試合にも出れなかったし、活躍も出来ずにごめんなさい」とお父さんの手を握ったそうです。

決して表舞台に立つ事もなく、語られる事も恐らくは無い数々のドラマ。
僕は、そんなドラマを見たくて、毎年球場に足を運んでるのかもしれません。
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背番号のない主役たち -2009-
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Top▲ | by to-oh | 2010-07-19 01:24 | 高校野球

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