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歓喜の輪
前評判通りの力を見せて勝ち上がってきたAシード校。
安定感のある2人の主戦投手を要して残ったCシード校。

波乱続きだった千葉県大会は、結局実力伯仲の強豪同士による決勝を迎える事になった。

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接戦との大方の予想を裏切るように、試合は中盤以降一方的な展開となった。
ここまでの6試合、コールド勝ち4を含め圧倒的な攻撃力で勝ちあがったAシード校のお株を奪うように、一気呵成に攻め立てるCシード校。次々と選手がホームベースを駆け抜けていく。

9-1の大差がついてしまった試合。
しかし、良好の実力は点差ほどの違いは無いように思えた。恐らく10回対戦したら、5-5、もしくは6-4くらいで星を分け合っていただろう。
しかし、それが高校野球の怖さなのだろう。一度傾いた流れに支配されたゲームをひっくり返すのは容易ではない。




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そして迎えた最後の場面。
最後に打席に立った、背番号14のキャプテンの打席。8点差をつけられての打席。彼はどんな思いでバットを振ったのだろう。どんな思いで届かない1塁ベースへ飛び込んだのだろう。


そして、いつまでも起き上がれない彼の背中の向こうで、歓喜の輪が出来る。







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この夏、178校の選手全員が想い描いた瞬間を迎えた、たった20名の勝者たち。
誇らしげな顔、歓喜の雄叫びが、曇り空のスタジアムで弾けた。

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千葉県178校の頂点にたったのは、市立船橋高校でした。
昨年、私が稲毛高校を応援するきっかけになった試合で敗れたのが、その市船だった事も
あり、すごく強い印象が残っていたチームでした。
今年のチームは、2人のエース級の投手を擁し、攻守に洗練された素晴らしいチームです。
敗れた177校の思いをきっと甲子園へ持っていってもらえるチームであると信じています。

昨年の稲毛高校に引き続き、進学校である安房高校がベスト4へ進出。他にも鎌ヶ谷高校、千葉南、大多喜… 
ノーマークの公立校の活躍に沸いた大会でした。

そんな中で、ただ1チーム、歓喜の輪を作る事が許された彼ら。

私は、どんな思いでその歓喜の輪を見るのだろう…?
その輪の中にいる自分を夢見るのか、悔しい思いが20数年を経てまた蘇るのか…。

そんな何とも表現出来ない感情を持って観戦していた決勝戦でしたが、やはり歓喜の輪に
加わるイメージは全然もてませんでした。
逆に敗れて、泣き崩れながらその輪を見つめる敗者の視線になっていた事に気づき…。

40になっても、まだまだ心は青春時代のままなんでしょうね。
だから、夏が好きなのかな?
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全国から続々と夢舞台への名乗りが上がっています。

8月8日。
今年も、夢の舞台の幕が上がります。
Top▲ | by to-oh | 2007-07-30 20:57 | 高校野球

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